販促コンサルタントの岡本達彦です。
これまでのブログでは、
不安対策の重要性や実践方法について
解説してきました。
今回は、業界別の不安対策の事例を
紹介しながら、それぞれの業界に
適したアプローチ方法を考えて
いきましょう。
小売業界では、商品の品質や安全性に
対する不安が大きな課題となります。
ある食品スーパーでは、産地や
製造工程を明確に表示し、
トレーサビリティ
（食品の移動を把握できること）
を確保することで、お客様の不安を
解消しています。
また、食品の安全性を確認する
ための第三者機関による監査を
定期的に実施し、その結果を
店頭で公開しているそうです。
サービス業界では、サービスの
質や効果に対する不安が問題
となります。
ある学習塾では、生徒の学力向上
を保証するために、
「成績が上がらなければ授業料を
全額返金する」
というシステムを導入しました。
これにより、保護者の不安を
解消し、新規生徒の獲得に
つなげることができたのです。
製造業界では、製品の耐久性や
性能に対する不安が課題と
なります。
ある家電メーカーでは、製品の
長期保証を大幅に延長し、
「10年間無償修理保証」
を打ち出しました。
これは、同社の製品に対する
自信の表れであり、お客様の
不安を和らげる効果的な方法
だと言えるでしょう。
ITやWeb業界では、
セキュリティや個人情報保護に
対する不安が大きな問題と
なります。
あるオンラインショップでは、
SSL暗号化による通信の保護や、
第三者機関によるセキュリティ
監査の実施など、様々な
不安対策を講じています。
そして、それらの取り組みを
分かりやすくホームページで
説明することで、お客様の
信頼を獲得しているのです。
業界ごとに、お客様の不安の
内容は異なります。
それぞれの業界に適した
不安対策を考え、実践する
ことが重要です。
お客様の不安を解消し、
信頼を勝ち取ることは、
どの業界でも変わらない
大切なポイントです。
業界の特性を理解し、
的確な不安対策を行うことで、
競合他社に差をつけ、
ビジネスを成長させていく
ことができるはずです。
詳しくは、拙書
「不安がなくなるとモノが売れる」
で解説していますので、
ぜひお読みください。
https://www.amazon.co.jp/dp/4862809456/
