販促コンサルタントの岡本達彦です。
ビジネスの世界で成功を掴むには、「お客様目線」が決定的に重要です。
なぜなら、真の価値を創造し、売上を生み出す源泉は、そのすべてが
「お客様」から始まるからです。
そんな「お客本様目線」を本質から理解し、具体的に実行に移すための
考え方をシリーズでお伝えしていこうと思います。
一人でも多くの方が「お客様目線」の視点を持つことで、
より良いビジネス環境を作り出せると確信しています。
この記事があなたのビジネスに新たな視点をもたらし、
同時に周りの人々にもその思考が広まるきっかけとなることを
願っています。
それでは、いきましょう。
今回は
『お客様目線になるには「〜できる」という視点で考える!』
です。
お客様が「できる」と考えることに対し、お店が「できない」と言うから
不満が起こる。逆に、お客様が「できない」と思っていたことが、「できる」
のであれば、そのサービスはうまくいく可能性が高くなります。
たとえば「博多ラーメン」の話があります。豚骨ラーメンでお馴染みの
博多ラーメンですが、高菜と一緒に食べるのが通常です。
だから多くの博多ラーメンのお店では、テーブルには高菜が入ったケースが
置いてあり、無料で好きなだけ高菜が食べられるようになっています。
ところが、費用対効果がよくない、ということなのでしょう。そんなふうに
〝高菜食べ放題〞になっていないお店、というのも存在します。
すると博多ラーメン好きのお客様からしてみれば、「普通ならできることが
できないお店」という解釈になります。
これは「期待していたことが叶わない」ということですから、「できること
なら行きたくない」といった不満につながってしまうわけです。
ラーメンが美味しかったとしても、「期待が叶わないお店」という失望感は、
ラーメンの美味しさを上回ってしまうことがあります。