販促コンサルタントの岡本達彦です。
ビジネスの世界で成功を掴むには、「お客様目線」が決定的に重要です。
なぜなら、真の価値を創造し、売上を生み出す源泉は、そのすべてが
「お客様」から始まるからです。
そんな「お客本様目線」を本質から理解し、具体的に実行に移すための
考え方をシリーズでお伝えしていこうと思います。
一人でも多くの方が「お客様目線」の視点を持つことで、
より良いビジネス環境を作り出せると確信しています。
この記事があなたのビジネスに新たな視点をもたらし、
同時に周りの人々にもその思考が広まるきっかけとなることを
願っています。
それでは、いきましょう。
今回は
『「お客様の期待以上」なんて目指す必要はない!』
です。
「いつも自分がやっていること」や「無理なくできること」を
強みにするのにはもう1つ、「期待値」を上げすぎないようにする
効果もあります。
というのも、あまりに「すごいこと」や「特別なこと」を
押し出そうとすると、一度目はよくても、その先が続きません。
顧客も「より上のこと」を期待するようになりますから、
どこかで限界が来てしまう。
結果、「なんだ、この程度か」と思われ、飽きられるのが
早くなってしまうのです。
たとえばイベントのようなことを仕掛けたり、スペシャルメニューを
用意したりすれば、最初はものすごい数の集客ができるかもしれません。
でも、そこで集客されたお客様は、「イベントがないとき」や
「スペシャルメニューがスペシャルでなくなったとき」にも来てくれるのか?
だとしたら、イベントがないときやスペシャルメニューがなくても
来てくれたお客様を大切にし、徐々にお客様を増やしていったほうが
長続きするかもしれません。
ビジネスでは「お客様の期待を上回りなさい」とよく言われますが、
私は長く商売をするためには、「期待どおりを維持すること」こそ
大事だと思っています。
とくにネットの時代、動画配信の世界では、サプライズサプライズで、
驚くものばかりやろうとして、かえって信頼性を損ねてしまっている
ところが多く出てきています。
無理をし続けるとそうなるわけで、最初から「自分が維持できるところ」
でやっていかないと、やがては「Win-Lose」の奴隷モデルに追い込まれて
しまうわけです。