販促コンサルタントの岡本達彦です。
ビジネスの世界で成功を掴むには、「お客様目線」が決定的に重要です。
なぜなら、真の価値を創造し、売上を生み出す源泉は、そのすべてが
「お客様」から始まるからです。
そんな「お客本様目線」を本質から理解し、具体的に実行に移すための
考え方をシリーズでお伝えしていこうと思います。
一人でも多くの方が「お客様目線」の視点を持つことで、
より良いビジネス環境を作り出せると確信しています。
この記事があなたのビジネスに新たな視点をもたらし、
同時に周りの人々にもその思考が広まるきっかけとなることを
願っています。
それでは、いきましょう。
今回は
『「弱み」を無視して「強み」を伸ばす理由』
です。
私たちが自分の強みに気づきにくい理由には、他人と違う点があると、
それを欠点として考える傾向があることにも理由があります。
つまり人は、どうしても他との違いを「弱み」としてネガティブに
とらえてしまう。
でも自分の能力を高めるのに、それは必ずしも正しい方法とは言えません。
というのも、「強み」と「弱み」は、表裏一体になっていることが多いのです。
他人から見たら「強み」であることが、本人から見れば「弱み」に感じていること
もあります。
たとえば引っ込み思案で、内気な人がいる。当人はそんな性格を治したいと
思っているとしても、他人から見ればいつも控えめで、話をよく聞いてくれることが
魅力になっていることもあるわけです。
そんな人が性格改善することは、いいことなのか? キャラが変わってしまえば、
今まで好いていてくれた人が離れてしまう可能性もあるでしょう。
ビジネスでも「弱み」を「強み」に変えた事例はいくつかあり、たとえば池袋の
サンシャイン水族館などは、都心の狭い立地を逆に利用することで他の水族館に対
して個性を打ち出しています。
周囲の高層ビル群を背景にしてペンギンなどを見られるのは、この水族館独特の
工夫でしょう。
古くは、鹿児島県のサツマイモも、桜島の火山灰から成るシラス台地で、米がで
きない代わりに栽培したものです。
鹿児島県はそこから焼酎を生産することで、ほかにない個性的な特産品を手にしました。