販促コンサルタントの岡本達彦です。
ビジネスの世界で成功を掴むには、「お客様目線」が決定的に重要です。
なぜなら、真の価値を創造し、売上を生み出す源泉は、そのすべてが
「お客様」から始まるからです。
そんな「お客本様目線」を本質から理解し、具体的に実行に移すための
考え方をシリーズでお伝えしていこうと思います。
一人でも多くの方が「お客様目線」の視点を持つことで、
より良いビジネス環境を作り出せると確信しています。
この記事があなたのビジネスに新たな視点をもたらし、
同時に周りの人々にもその思考が広まるきっかけとなることを
願っています。
それでは、いきましょう。
今回は
「お客様のことを「想像する」必要なんてない」
です。
至極当然にすら思える「お客様目線」を、どうして売る側は
実行できないのか、7つの観点から考えてみました。
これらを意識することは大切だし、仕事への慣れや効率を
重んじる観点から、いつのまにかなおざりにしていることがないよう
注意していく必要があります。
ただ究極的なところ、「お客様が何を考えているか」なんて、
いくら考えたってわからない問題であることを、理解しなければ
いけないのも事実なのです。
それは当然でしょう。
売り手と買い手はまったく別の人間だし、最初から目的は
相反しているのです。
そのうえで多くの場合、私たちはお客様の背景を知らず、
どんな環境で生活しているかも知りません。
年齢、性別、かかわっている人間や、それまで接してきたもの。
あらゆる事柄が違う人間の気持ちを、正確に理解しようとしたって、
できるわけがないのです。
それでも景気がよく、新しいものや面白そうなものがどんどん売れる、
購買意欲が高い時代はよかったのです。メディアで取り上げられたり、
誰かによってバズったり、マーケティングの仕掛けがうまく当たれば、
そこからヒットが生まれる可能性もありました。
ところが現代は、お客様がそもそも「何かを買いたい」とはあまり
思っていません。もはや「お客様目線」とミスマッチしている状況では、
望む相手から気にも留めてもらえないようなことが現実的に起こっている
わけです。
ではどうするかといえば、「お客様のことをあれこれ分析するのではなく、
その気持ちをお客様に聞いてみましょう」ということなのです。
お客様の話を聞き、それを素直に反映させるような「仕組み」をつくる。
そうすれば、あれこれ考えなくても、お客様の願いを実現することができます。