販促コンサルタントの岡本達彦です。
ビジネスの世界で成功を掴むには、「お客様目線」が決定的に重要です。
なぜなら、真の価値を創造し、売上を生み出す源泉は、そのすべてが
「お客様」から始まるからです。
そんな「お客本様目線」を本質から理解し、具体的に実行に移すための
考え方をシリーズでお伝えしていこうと思います。
一人でも多くの方が「お客様目線」の視点を持つことで、
より良いビジネス環境を作り出せると確信しています。
この記事があなたのビジネスに新たな視点をもたらし、
同時に周りの人々にもその思考が広まるきっかけとなることを
願っています。
それでは、いきましょう。
今回は
『多くの人が「お客様目線」になれない7つの理由⑦』
「お客様」の定義が明確でない
を説明しましょう。
自分たちがどんなお客様を相手にしているのか、
この定義が曖あい昧まいだと、喜ばれてもいない
サービスを空回りしながら続けることになってしまいます。
たとえばスーパーで言うなら、「紀き国屋」さんと
「西友」さんを比べてみてほしいのです。
西友さんは安さを売りにしているところなので、
セルフレジが多く、自分で買ったものを
詰めるようになっています。
逆に紀ノ国屋さんは、品質の良さを
売りにしているところなので、
レジが2人体制で、1つひとつの商品を
丁寧に梱包してくれるわけです。
これに対し、西友さんが気をきかせ、
お客様の買ったものをレジで丁寧に梱包しはじめ、
「丁寧な対応をするために値段を高くします」
などということになったら、大勢の人が
「それを西友には求めていない」と文句を言うでしょう。
外国人向けのサービスを日本人に向けて
提供してもあまり喜ばれないように、
私たちはまず、どんな相手に対して
「お客様目線」になろうとしているのかを、
深く考えねばならないのです。