販促コンサルタントの岡本達彦です。
ビジネスの世界で成功を掴むには、「お客様目線」が決定的に重要です。
なぜなら、真の価値を創造し、売上を生み出す源泉は、そのすべてが
「お客様」から始まるからです。
そんな「お客本様目線」を本質から理解し、具体的に実行に移すための
考え方をシリーズでお伝えしていこうと思います。
一人でも多くの方が「お客様目線」の視点を持つことで、
より良いビジネス環境を作り出せると確信しています。
この記事があなたのビジネスに新たな視点をもたらし、
同時に周りの人々にもその思考が広まるきっかけとなることを
願っています。
それでは、いきましょう。
今回は
『多くの人が「お客様目線」になれない7つの理由①』
です。
皆が「お客様目線になること」の重要性を理解しなければ、
なかなかお客様の意見をダイレクトに反映させることは難しいと述べました。
では、どうしてそこまで「お客様の声に耳を傾けること」が、軽んじられるの
か? それにはいくつか理由があります。ここでまとめてみましょう。
①売上至上主義ですべてのお客様を満足させようとしている
②お客様と直接、話す機会が減っている
③売り手に「思考停止」が起きている
④自分自身がお客様の立場になった経験がない
⑤「購入後のデータ」しか見ていない
⑥「お客様目線」でなく、「プロ目線」になってしまう
⑦「お客様」の定義が明確でない
それでは一つずつ説明していきましょう。
①売上至上主義ですべてのお客様を満足させようとしている
喫煙ルームの話がわかりやすいですが、
すべてのお客様を満足させようとすることで、
結局、誰も満足しないサービスになってしまうことは
よくあります。
とくに現代は、お客様の好みも複雑化、細分化しています。
だからどこかで自分たちがサービスを提供したいお客様を
絞らない限り、誰からも魅力を感じてもらえなくなることは
よくあるのです。
むろん、「お客様を絞る」ということは、一定のお客様を
切り捨てることになりますから、経営者や店主からすれば、
勇気ある選択となることも多いでしょう。
でも、お客様の意見を聞けば、それが何度も来てくれる
お客様たちの、大きな希望であることにもすぐに気づくのです。
むしろその意見こそ、自分たちが気づいていなかった、
自分たちの本当の魅力であることも少なくありません。
「お客様を絞るべき」というのは、商品やサービス
のみの話ではありません。お客様を呼び込むための、
広告媒体についても言えることです。
その昔は、テレビ広告や新聞広告で、ある程度の人を
押さえることができました。でも、今はテレビを見ない
若い人は多いし、SNSばかりやっている人もいれば、
ユーチューブばかり見ている人もいるわけです。
ですからこれからの時代は、ますます、すべての
お客様を満足させることは難しくなります。そこで
「自分たちが対象にするお客様はどんな人たちなのか、自分た
ちが対象にするお客様はどんな媒体を見ているか」などを、
今まで以上に正確に把握する必要が出てきているのです。
続きは次回お伝えします。